入居者基準の設定
物件のグレードや間取タイプ、立地条件、環境、物件の既存入居者の特徴などにより、どのような層に適しているのか、入居者層を限定した方がよいのかといった基準が生じてきます。
例えば、「学生限定」にしますと「連帯保証人がしっかりしており稼働率がよい」という効果があります。
また、「女性限定」にしますと「きれいに室内を使ってくれ夜騒いだりしない」という傾向があるようです。
とはいえ一概には言えず、入居者層を限定してしまうというデメリットもあるので注意が必要です。
また、ペットについては、「部屋が汚れる」「物件の傷みが激しい」「鳴き声やにおいが迷惑」との抵抗もありますが、供給物件数が少ないので競争力は高くなります。
また、楽器についても同様です。
さらに、入居時の一時金の設定で競争力を高める方法もあります。
敷金は原状回復費用や滞納家賃の担保といった性格を持っているので、なかなか軽減しにくいものですが、礼金や当初一定期間の家賃をなしとする「フリーレント」は効果があるようです。中には、月々の家賃を少し上乗せすることで、礼金・敷金ゼロとする物件も出てきています。